【認知症=グループホーム】だけじゃない!?
- 介護に関するお役立ち情報
- 2018/11/01
認知症状が出た際に「そろそろ介護施設も視野に入れるか~」なんて話をご家族で行うこともありますよね。介護施設はグループホームだけでは無く、認知症のレベルや入居条件の基準を満たしているかによって、その他の選択肢もあります。
ここでは、グループホームの入居条件やメリット、デメリットなども紹介します。介護施設選択の際に参考にしてみてください。
認知症にもレベルがあります!
介護を調べると必ず出てくる「認知症」というワード。
●最近、何を言っているのかが分からない
●同じことを何度も話している
●以前よりも忘れっぽくなった など
上記症状が出た時、「そろそろ介護施設も視野に入れるか~」
なんて話をご家族で行うこともありますよね。
その際、よく耳にするのが
「認知症以外は大丈夫だから、グループホーム!」というご意見。
・・・でも、ちょっと待って!
「認知症だから、グループホームは本当に正しいの??」
「やっぱり、他の介護施設も検討した方が良いのかな??」
そんな、皆様から寄せられる疑問に「MY介護の広場」スタッフがお答えいたします!
※詳細は、下記ページをご覧ください。
大きく分けて5段階
日常生活の自立度によって段階が決まっており、
大きく分けて、【Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・M】の5段階で区別されます。
※【Ⅱ・Ⅲ】については、症状により「Ⅱa・Ⅱb、Ⅲa・Ⅲb」と細かく表記されます。
レベル別:判定基準について
【レベルⅠ】
何らかの認知症を有するが、日常生活はほぼ自立している。
【レベルⅡ】
日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが
多少見られても、誰かが注意していれば自立できる。
<Ⅱa:家庭外で症状が出る Ⅱb:家庭内で症状が出る>
【レベルⅢ】
日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが
ときどき見られ、介護を必要とする。
<Ⅲa:日中によく症状が出る Ⅲb:夜間によく症状が出る>
【レベルⅣ】
日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが
頻繁に見られ、常に介護を必要とする。
【レベルM】
著しい精神症状や問題行動、あるいは
重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする。
どの段階にいるのかが重要!
一口に「認知症」と言っても、一人ひとりで症状が異なります。
上記を参考に「どの段階にいるのか」を確認してみてください。
その結果に基づきながら、どういった種類の介護施設が適しているのかを考える必要があります。
>> 認知症患者の家族介護でのご相談はこちら
グループホーム【入居条件】
●65歳以上である
●認知症の診断を受けている
●要支援2以上の介護度である
●施設のある市区町村に住民票がある
もちろん、共同生活をすることが前提となりますので
「暴力行為をされる方、共同生活に支障をきたす方」はご入居が難しくなります。
また、基本的にはひとりで暮らせるレベルの生活能力を求められるケースが多いです。
グループホーム【メリット/デメリット】
メリットについて
●認知症の専門職員が常駐
●家庭に近い環境でアットホーム
●イベント、レクリエーションが豊富
●出来ることを分担し「生き甲斐」を見出しやすい
上記を行うことで、認知症の進行を遅らせる効果が期待されます。
デメリットについて
●他施設より「集団生活」を求められる
●医療ケアが弱い
●身体状況によっては、退去するケースあり
●入居するまでに時間がかかる
「原則として」医療ケアを行ってはいない為、医療行為が必要な方は入居が難しい。
また、空室が少ないのも特徴であり、「即入居」をご希望の方はタイミングも重要となります。
>> 認知症患者の家族介護でのご相談はこちら
【医療行為の必要性】を確認しよう!
医療ケアが必須、今後必要になる方
グループホームでは、一般的に医療対応度が弱いという観点より
【有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅】をご検討頂いても良いかと思われます。
ただし、費用はグループホームより高額になるケースもある為、注意が必要です。
~確認POINT~
●医療受け入れ体制、協力医療機関の確認
●施設内の認知症患者の割合を確認
●月々の負担額を確認(入居一時金の有無など)
医療ケアの必要がない方
「要支援2以上」などの入居条件を満たしているのであれば、
まずは【グループホーム】を主軸として、介護施設を実際に探してみましょう。
その際、空室状況や待機者の人数を確認することも大切です!
~確認POINT~
●ご家族内で入居時期を検討
●施設の空室状況、待機者の人数確認
●雰囲気が、入居予定者の性格とマッチするか確認
>> 認知症患者の家族介護でのご相談はこちら
最後に
グループホームの特徴や入居条件、注意点などを列挙いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
【医療行為の有無、入居希望時期、ご本人様の性格など】によっても探し方が異なりますので、ご注意ください。
みなさまの、今後の施設探しにおけるヒントとなれば幸いです。
●時間がなくて、あまり探せていない
●予算が低く、施設が見つからない
●施設見学の日程調整が面倒・・・
●病院からの退院時期が迫っている
●何から手をつけるべきか分からない など
お困りの際には、お気軽にご相談ください!
「MY介護の広場」入居相談室
TEL :0120-175-155
メール:mykaigo@paseli.co.jp
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