【介護用語・な行】知っておきたい用語を紹介!

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家族介護をしなければならなくなった方、介護現場でこれからお仕事をされる方にとって、介護関連の用語で分からないこともあるのではないでしょうか。ここでは、介護関連の用語(な行)をまとめてみました。介護についての基礎知識として活用してみてください。

【介護用語】な行

ナイトケア

ナイトケアとは、夜間介護が困難な方などに対して夜間介護する制度です。ナイトケアにはいくつかのサービスがあり、夜間に必要なおむつ交換、体位変換などの介護を行う「24時間対応の定期巡回・随時訪問サービス」や、認知症にかかっていて夜間介護が必要で介護施設に夜間だけ入所する方向けのサービスもあります。また、精神科などの併設したデイケアでは、夕方~夜の時間に作業療法士等の専門職員がリハビリを中心としたサービスを提供している施設もあります。

認知症

認知症とは、認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになります。原因についてはさまざまで、脳の神経細胞が破壊・減少します。アルツハイマー型認知症や脳梗塞、脳出血、くも膜下出血をきっかけに発症する脳血管性認知症、その他、レビー小体型認知症などその病気により症状や治療の仕方も変わってきます。ただ、高齢者が発症すると一般的には思われていますが、30代の若い方も発症することがあります。

詳しくは『認知症とは?その種類や予防策についても紹介します。』でも紹介しています。併せて参考にしてみてください。

認知症対応型通所介護

認知症対応型通所介護とは、認知症の方を対象として専門的なケアを提供し、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるように、サービスを提供する通所介護(デイサービス)です。認知症対応型通所介護では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練、口腔機能向上サービスなどを受けることができます。通所介護になるので自宅からの送り迎えもあり、日帰りのサービスになります。

認定調査

認定調査とは、要介護認定申請後に行われる聞き取り調査のことです。 認定調査は、要介護認定申請後に市区町村の認定調査員が自宅や病院、施設等を訪問して本人や家族に聞き取りを行います。介護認定調査には、基本調査項目で「身体機能・起居動作」「生活機能」「認知機能」「精神・行動障害」「社会生活への適応」の5項目があります。また、過去14日間に受けた医療、住まいの環境や家族状況、現在受けているサービスや施設の利用状況についても聞き取り調査が行われます。

認認介護

認認介護とは、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護していることです。 認認介護は、高齢化と核家族化により、社会課題になっている「介護問題」の一つで、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護している状況です。平均寿命が延びるにつれ深刻となってきましたが、老老介護がやがて認認介護になることが想像されます。ただし、現状では自分自身に「認知症の症状」を自覚がない方も多く、事故が起きやすい危険も存在しています。他人に助けを求めることができないケースも多く、周囲が早期に気づき、相談やサポートできる体制がとれることが重要かもしれません。

ネグレクト

ネグレクトとは育児放棄などもいいますが、介護が必要な方に対しては衰弱させるような著しい減食、長時間の放置、虐待行為の放置、養護を著しく怠ることをいいます。ネグレクトは、意図的であるかや結果的であるかを問わず、介護や生活の世話を行っている家族がその提供を放棄または放任し、生活環境や身体・精神状態を悪化させていることです。入浴をしていない、ゴミ放置、劣悪な住環境での生活も例としてあります。

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まり血流が途絶え、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。脳卒中のうちのひとつです。一時的に血管が詰まる一過性脳虚血発作と脳梗塞は区別されます。脳梗塞の大きな原因としては、動脈硬化が挙げられます。動脈硬化については、高脂血症、高血圧、糖尿病、心臓病といった生活習慣病と密接にかかわっています。脳梗塞の症状として、片側半身の手足や顔がしびれたり、違和感がある、またしゃべりづらい、物が見えにくいなどがあります。

詳しくは『脳梗塞とは?看護師経験者へのインタビュー内容により紹介!』でも紹介しています。併せて参考にしてみてください。

脳血管性認知症

脳血管性認知症とは、脳血管障害を基盤として発症する認知症を言います。認知症の原因となる病気としては、アルツハイマー病の次に多いと言われています。主な症状としては、日常生活に支障を来たすような記憶障害とその他の認知機能障害(言葉、動作、認知など)になります。症状は、突然出現したり落ち着いたりと変動することも多く、まだら的な特徴もあります。また、歩行障害、手足の麻痺、転びやすい、夜間せん妄等々の症状が早期から見られることもあります。

ノーマライゼーション

ノーマライゼーションとは、高齢者、障害の有無といった年齢や社会的マイノリティといったことに関係なく生活や権利などが保証された環境を作っていく考え方をいいます。現代では、福祉政策の根本理念として日本にも定着してきました。1950年代に北欧諸国から始まった社会福祉をめぐる社会理念の一つになり、ノーマリゼ―ション(normalization)ともいいます。

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『な行』以外の介護用語まとめ

五十音別で紹介

介護用語について、五十音順のご紹介ページを以下でまとめてあります。こちらもご参考ください。

当コラム記事の内容について

当記事の内容は、介護現場、ならびに医療法人などでも活躍された経験者監修のもと、ご紹介します。

監修者 プロフィール

藤井 寿和氏
合同会社福祉クリエーションジャパン 代表
陸上自衛官を経験後、介護の仕事に転身。医療法人の事業部統括マネージャーに就任した後、独立。

● 介護施設 現場支援コンサルタント
● レクリエーション介護士1級・2級 公認講師
● 介護情報誌「介護Times Tokyo」および「TOWN介護Tokyo」編集長

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TEL :0120-175-155
メール:mykaigo@paseli.co.jp

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