【老人ホーム種類別・介護保険サービス利用料一覧】自己負担額をわかりやすく解説!

【老人ホーム種類別・介護保険サービス利用料一覧】自己負担額をわかりやすく解説!

介護が必要な方が老人ホームに入居する場合、入居金や月額利用料といった費用のほか、「介護保険サービス利用料」がかかります。利用料は入居者の要介護度や施設の種類、サービス内容などにより異なるため複雑化しているほか、入居者の収入により自己負担額が変わります。この記事では、老人ホームの種類別で介護保険サービス利用料と自己負担額を一覧化。内容をわかりやすく解説しています。入居予算を決める際の参考材料の1つとしてご活用ください。

  1. 介護保険サービスとは
  2. 利用料の一部を自己負担する
  3. 介護付き有料老人ホーム等の介護保険サービス利用料
  4. 住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅など(居宅での介護保険サービス利用料)
  5. 認知症グループホームの介護保険サービス利用料
  6. 特別養護老人ホームの介護保険サービス利用料
  7. 介護老人保健施設の介護保険サービス利用料
  8. 介護医療院の介護保険サービス利用料
  9. サービス加算料について
  10. 介護保険適用外のサービス利用料
  11. 高額介護サービス費支給制度の活用
  12. 自立の人は介護保険サービスを利用できない?

介護保険サービスとは

介護保険サービスとは、ケアプランの作成、自宅や介護施設における介護・生活援助、福祉用具の貸与など、介護保険法に基づくサービスのことです。
これらのサービスは介護保険が適用になり、要介護認定を受けた方が利用できます。

利用料の一部を自己負担する

介護報酬について

介護保険サービスの料金(介護報酬)は、その7~9割を保険者である自治体が、残りの1~3割を利用者が負担し、サービスを提供する介護事業者に支払う仕組みです。

なお介護報酬は、サービスの種類・内容、利用者の要介護度によって、単位制の算定基準と報酬額が定められています。

自己負担割合の判定基準

利用者の負担額の割合(1割・2割・3割)は、利用者個人の所得と世帯年収によって決まります。判定基準については、以下の表をご確認ください。

負担割合 判定基準
1割 ※①~⑤いずれかの条件を満たす

① 65歳以上の利用者本人の前年の合計所得が160万円未満
② 年金収入とその他の合計所得が単身世帯(65歳以上の利用者)の場合は280万円未満、65歳以上の方が2人いる世帯の場合は346万円未満
③ 介護保険第2号被保険者(40歳以上65歳未満の方)
④ 住民税非課税の方
⑤ 生活保護受給者
2割 ※以下すべての条件を満たす

・65歳以上で住民税を課税されている
・利用者本人の前年の合計所得が160万円以上220万円未満
・年金収入とその他の合計所得金額が単身世帯の場合は280万円以上、65歳以上の方が2人以上いる世帯の場合は346万円以上
3割 ※以下すべての条件を満たす

・65歳以上で住民税を課税されている
・利用者本人の前年の合計所得が220万円以上
・年金収入とその他の合計所得金額が単身世帯の場合は340万円以上、65歳以上の方が2人以上いる世帯の場合は463万円以上

介護保険サービス利用料の自己負担額を、老人ホームの種類別で以下に解説していきましょう。


参考:厚生労働省 介護事業所検索 介護サービス情報公表システム
公表されている介護サービスについて
サービスにかかる利用料

介護付き有料老人ホーム等の介護保険サービス利用料

特定施設入居者生活介護費

介護付き有料老人ホームは、「特定施設入居者生活介護(要支援1~2の場合は介護予防特定施設入居者生活介護)」の施設に区分され、施設が直接、介護・生活支援・リハビリ等のサービスを提供します。

介護付き有料老人ホームにおける介護保険サービスの基本利用料は「特定施設入居者生活介護費」という名目となり、要介護1~5の方、または要支援1~2の方がサービスを利用できます。

なお、特定施設入居者生活介護にあたる老人ホームは、介護付き有料老人ホーム全般のほかに、指定を受けたサービス付き高齢者向け住宅と介護型ケアハウス(軽費老人ホームの一種)も含まれます。

特定施設入居者生活介護費の自己負担額は以下のとおりです。

要介護1~5の特定施設入居者生活介護費 自己負担額

特定施設入居者生活介護費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 5,420円
(542単位)
16,260円 32,520円 48,780円
要介護2 6,090円
(609単位)
18,270円 36,540円 54,810円
要介護3 6,790円
(679単位)
20,370円 40,740円 61,110円
要介護4 7,440円
(744単位)
22,320円 44,640円 66,960円
要介護5 8,130円
(813単位)
24,390円 48,780円 73,170円

入居定員が30名未満の施設(地域密着型特定施設入居者生活介護)の自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 5,460円
(546単位)
16,380円 32,760円 49,140円
要介護2 6,140円
(614単位)
18,420円 36,840円 55,260円
要介護3 6,850円
(685単位)
20,550円 41,100円 61,650円
要介護4 7,500円
(750単位)
22,500円 45,000円 67,500円
要介護5 8,200円
(820単位)
24,600円 49,200円 73,800円

※要支援1~2の方は、地域密着型特定施設入居者生活介護の利用不可。
※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

要支援1~2の特定施設入居者生活介護(介護予防)費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要支援1 1,830円
(183単位)
5,490円 10,980円 16,470円
要支援2 3,130円
(313単位)
9,390円 18,780円 28,170円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム
特定施設入居者生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護

介護付き有料老人ホームを探す

住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅など(居宅での介護保険サービス利用料)

訪問介護費など

老人ホームの種類によっては、介護保険サービスを提供していない施設もあります。
このような施設において介護保険サービスを利用したい場合は、居宅サービスを選択し、施設外部の介護事業者と契約します。

【外部の居宅サービスを利用する老人ホーム】
・住宅型有料老人ホーム(食事等生活支援サービスの提供あり)
・サービス付き高齢者向け住宅(安否確認・生活相談サービスの提供あり)
・高齢者向け賃貸住宅
・軽費老人ホーム(特定施設入居者生活介護指定の介護型ケアハウスを除く)

居宅サービスは「訪問介護」「訪問入浴」「訪問リハビリ」「デイサービス(通所介護)」など、用途によってサービスが分かれます。利用できる回数や時間数は要介護度などにより異なり、ケアプランに沿って利用するサービスを決定します。
なお、居宅サービスは、要介護度により月の合計利用限度額が定められているため、限度額以上のサービスを利用した場合、超過分が全額自己負担となります。

居宅サービスの利用限度額と自己負担額(月)

要介護度 利用限度額 1割負担 2割負担 3割負担
要支援1 50,320円 5,032円 10,064円 15,096円
要支援2 105,310円 10,531円 21,062円 31,593円
要介護1 167,650円 16,765円 33,530円 50,295円
要介護2 197,050円 19,705円 39,410円 59,115円
要介護3 270,480円 27,048円 54,096円 81,144円
要介護4 309,380円 30,938円 61,876円 92,814円
要介護5 362,170円 36,217円 72,434円 108,651円

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム サービスにかかる利用料


一例として以下は、訪問介護(ホームヘルプ)サービス利用料(訪問介護費)の自己負担額です。

訪問介護サービスの自己負担額

訪問介護費[身体介護]自己負担額

利用時間 費用 1割負担 2割負担 3割負担
20分未満 1,630円
(163単位)
163円 326円 489円
20分以上
30分未満
2,440円
(244単位)
244円 488円 732円
30分以上
1時間未満
3,870円
(387単位)
387円 774円 1,161円
1時間以上
1時間30分未満
5,670円
(567単位)
567円 1,134円 1,701円

※1時間30分以上、30分増す毎に+82単位での算定

訪問介護費[生活支援]自己負担額

利用時間 費用 1割負担 2割負担 3割負担
20分以上
45分未満
1,790円
(179単位)
179円 358円 537円
45分以上 2,200円
(220単位)
220円 440円 660円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円として換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~11.40円)。
※早朝・夜間・深夜の時間帯や身体介護から継続しての生活支援等は割増加算あり。介護事業所によりその他加算あり。

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム 訪問介護(ホームヘルプ)

住宅型有料老人ホームを探す サービス付き高齢者向け住宅を探す

認知症グループホームの介護保険サービス利用料

認知症対応型共同生活介護費

認知症グループホームは、「認知症対応型共同生活介護(要支援2の場合は介護予防認知症対応型共同生活介護)」の施設に区分されます。認知症の進行の緩和を目的とした介護施設で、認知症の診断を受けた方が、施設職員の介護や生活支援を受けながら共同生活を送ります。

認知症グループホームの介護保険サービス基本利用料は「認知症対応型共同生活介護費」という名目となり、入居者の要介護度および施設のユニット数により利用料が異なります。

なお、ユニットとは、グループホームの定員数単位のことで、1ユニットあたりの定員数は5~9名、施設のユニット数は1~3と定められています。

認知症グループホームのユニットについて

建物の1フロアごとにユニットを組んでいる施設が多く、認知症グループホームの62%が2ユニット制です。

認知症グループホームは、要支援2~要介護5の要介護認定を受けている、かつ認知症の診断を受けていることが入居条件となるため、介護保険サービスも要支援2以上の方が利用対象となります。

以下は、1ユニット・2ユニットにおける認知症対応型共同生活介護費の自己負担額です。

出典:厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会(第218回)資料4・認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)(令和5年6月28日)

1ユニット制の認知症対応型共同生活介護費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要支援2 7,610円
(761単位)
22,830円 45,660円 68,490円
要介護1 7,650円
(765単位)
22,950円 45,900円 68,850円
要介護2 8,010円
(801単位)
24,030円 48,060円 72,090円
要介護3 8,240円
(824単位)
24,720円 49,440円 74,160円
要介護4 8,410円
(841単位)
25,230円 50,460円 75,690円
要介護5 8,590円
(859単位)
25,770円 51,540円 77,310円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

2ユニット制の認知症対応型共同生活介護費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要支援2 7,490円
(749単位)
22,470円 44,940円 67,410円
要介護1 7,530円
(753単位)
22,590円 45,180円 67,770円
要介護2 7,880円
(788単位)
23,640円 47,280円 70,920円
要介護3 8,120円
(812単位)
24,360円 48,720円 73,080円
要介護4 8,280円
(828単位)
24,840円 49,680円 74,520円
要介護5 8,450円
(845単位)
25,350円 50,700円 76,050円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

認知症グループホームを探す

特別養護老人ホームの介護保険サービス利用料

介護福祉施設サービス費

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)は、介護度が重たく、介護や生活支援、医療的ケアなどを常時必要とする方が入居する施設です。

特別養護老人ホームの介護保険サービス基本利用料は「介護福祉施設サービス費」という名目となり、入居者の要介護度および施設の形態によって利用料が変わります。

特別養護老人ホームの居室タイプ
【従来型の施設形態】
共有スペースは施設単位で設けられ、居室のあるフロアは廊下をはさみ、居室のみで形成されているタイプの施設。
・従来型個室…1部屋1名定員の完全個室
・多床室…1部屋2~6名定員の居室。1部屋4名定員のケースが多い。

【ユニット型の施設形態】
リビングスペースや食堂といった共有スペースをフロア中央に配置し、その周りを居室が囲み、グループを形成しているタイプの施設。
・ユニット型個室…1部屋1名定員の完全個室。1ユニット10名(10部屋)程度で構成される。
・ユニット型個室的多床室…以前大部屋だった居室を簡易的な仕切りで区切った準個室でユニットを形成(2021年以降新設禁止)。

ユニット型個室タイプの居室は、入居者のプライバシーを守ることができ、より手厚いサービスの提供を可能としている反面、従来型よりも介護保険サービス利用料が高く設定されています。
厚生労働省は、ユニット型個室入居者数の割合を高めたい意向で、近年新設されている特別養護老人ホームは個室ユニット型施設が主流です。

なお、特別養護老人ホームは、基本的に要介護3~5の要介護認定を受けている方が入居・サービスの対象者です。
特例で要介護1~2の方も対象としていますが、やむを得ない理由がある場合を除き入居は困難でしょう。

介護福祉施設サービス費の自己負担額は以下のとおりです。

参考:厚生労働省 個室ユニット型施設の推進に関する検討会 報告書(令和2年8月27日)

従来型(特養)の介護福祉施設サービス費 自己負担額

介護福祉施設サービス費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護3 7,320円
(732単位)
21,960円 43,920円 65,880円
要介護4 8,020円
(802単位)
24,060円 48,120円 72,180円
要介護5 8,710円
(871単位)
26,130円 52,260円 78,390円

入居定員が30名未満の施設(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)の自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護3 7,450円
(745単位)
22,350円 44,700円 67,050円
要介護4 8,170円
(817単位)
24,510円 49,020円 73,530円
要介護5 8,870円
(887単位)
26,610円 53,220円 79,830円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

ユニット型(特養)の介護福祉施設サービス費 自己負担額

介護福祉施設サービス費 自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護3 8,150円
(815単位)
24,450円 48,900円 73,350円
要介護4 8,860円
(886単位)
26,580円 53,160円 79,740円
要介護5 9,550円
(955単位)
28,650円 57,300円 85,950円

入居定員が30名未満の施設(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)の自己負担額

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護3 8,280円
(828単位)
24,840円 49,680円 74,520円
要介護4 9,010円
(901単位)
27,030円 54,060円 81,090円
要介護5 9,710円
(971単位)
29,130円 58,260円 87,390円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(地域密着型特別養護老人ホーム)

介護老人保健施設の介護保険サービス利用料

介護保健施設サービス費

介護老人保健施設(老健)は、医師の管理の下、リハビリを中心としたケアによって在宅復帰を目指すために、一時的に入所する介護施設です。リハビリのほか、医療的ケアや介護・生活支援などのサービスを提供しています。

介護老人保健施設の介護保険サービス基本利用料は「介護保健施設サービス費」という名目となり、入所者の要介護度のほか、施設形態や体制などによって料金が細かく分かれているのが特徴です。

介護老人保健施設の形態

施設の形態は、超強化型、在宅強化型、加算型、基本型、その他型という5つの老健認定基準別の体制や職員配置による区分、さらに居室形態と種類(ユニット型・従来型)に分かれます。

なお、介護老人保健施設は、要介護1~5の要介護認定を受けている方が入所・サービスの対象です。

介護保健施設サービス費は全20区分となるため、代表例として、基本型・在宅強化型老健の介護保健施設サービス費自己負担額を以下に紹介します。

基本型・在宅強化型老健(従来型居室)の介護保健施設サービス費 自己負担額

介護保健施設サービス費ⅰ<基本型・従来型個室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 7,170円
(717単位)
21,510円 43,020円 64,530円
要介護2 7,630円
(763単位)
22,890円 45,780円 68,670円
要介護3 8,280円
(828単位)
24,840円 49,680円 74,520円
要介護4 8,830円
(883単位)
26,490円 52,980円 79,470円
要介護5 9,320円
(932単位)
27,960円 55,920円 83,880円

介護保健施設サービス費ⅱ<在宅強化型・従来型個室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 7,880円
(788単位)
23,640円 47,280円 70,920円
要介護2 8,630円
(863単位)
25,890円 51,780円 77,670円
要介護3 9,280円
(928単位)
27,840円 55,680円 83,520円
要介護4 9,850円
(985単位)
29,550円 59,100円 88,650円
要介護5 10,400円
(1,040単位)
31,200円 62,400円 93,600円

介護保健施設サービス費ⅲ<基本型・多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 7,930円
(793単位)
23,790円 47,580円 71,370円
要介護2 8,430円
(843単位)
25,290円 50,580円 75,870円
要介護3 9,080円
(908単位)
27,240円 54,480円 81,720円
要介護4 9,610円
(961単位)
28,830円 57,660円 86,490円
要介護5 10,120円
(1,012単位)
30,360円 60,720円 91,080円

介護保健施設サービス費ⅳ<在宅強化型・多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,710円
(871単位)
26,130円 52,260円 78,390円
要介護2 9,470円
(947単位)
28,410円 56,820円 85,230円
要介護3 10,140円
(1,014単位)
30,420円 60,840円 91,260円
要介護4 10,720円
(1,072単位)
32,160円 64,320円 96,480円
要介護5 11,250円
(1,125単位)
33,750円 67,500円 101,250円

※以上は「介護保健施設サービス費Ⅰ」に属する各介護保健施設サービス費の自己負担額
※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

基本型・在宅強化型老健(ユニット型居室)の介護保健施設サービス費 自己負担額

ユニット型介護保健施設サービス費ⅰ<基本型・ユニット型個室/ユニット型個室的多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,020円
(802単位)
24,060円 48,120円 72,180円
要介護2 8,480円
(848単位)
25,440円 50,880円 76,320円
要介護3 9,130円
(913単位)
27,390円 54,780円 82,170円
要介護4 9,680円
(968単位)
29,040円 58,080円 87,120円
要介護5 10,180円
(1,018単位)
30,540円 61,080円 91,620円

ユニット型介護保健施設サービス費ⅱ<在宅強化型・ユニット型個室/ユニット型個室的多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,760円
(876単位)
26,280円 52,560円 78,840円
要介護2 9,520円
(952単位)
28,560円 57,120円 85,680円
要介護3 10,180円
(1,018単位)
30,540円 61,080円 91,620円
要介護4 10,770円
(1,077単位)
32,310円 64,620円 96,930円
要介護5 11,300円
(1,130単位)
33,900円 67,800円 101,700円

※以上は「ユニット型介護保健施設サービス費Ⅰ」に属する各介護保健施設サービス費の自己負担額
※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

介護医療院の介護保険サービス利用料

介護医療院サービス費

介護医療院は、充実した医療的ケアと介護・リハビリ・生活支援サービスを提供する長期療養型の介護施設です。介護療養型医療施設(2024年3月廃止)と入れ替わる形で、2018年4月より新たな介護保険施設として追加されました。

介護医療院の介護保険サービス基本利用料は「介護医療院サービス費」という名目となり、入居者の要介護度および施設の類型や居室の種類等により利用料が異なります。

介護医療院の形態

施設の類型は、介護療養病床に相当する「Ⅰ型」と、Ⅰ型よりも容体が安定した方を対象とした「Ⅱ型」に分かれ、さらに居室形式(従来型・ユニット型)や居室の種類(個室・多床室など)などでサービス料が区分されています。

なお、介護医療院は要介護1~5の要介護認定を受けた方が入居・サービスの対象です。

老健の介護保健施設サービス費同様、介護医療院サービス費も基本利用料の区分が多く、全26区分に分かれています。以下にⅠ型・Ⅱ型の代表的な介護医療院サービス費の自己負担額を紹介しましょう。

参考:厚生労働省 介護医療院とは?

Ⅰ型介護医療院サービス費の自己負担額

Ⅰ型介護医療院サービス費(Ⅰ)<従来型個室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 7,210円
(721単位)
21,630円 43,260円 64,890円
要介護2 8,320円
(832単位)
24,960円 49,920円 74,880円
要介護3 10,700円
(1,070単位)
32,100円 64,200円 96,300円
要介護4 11,720円
(1,172単位)
35,160円 70,320円 105,480円
要介護5 12,630円
(1,263単位)
37,890円 75,780円 113,670円

Ⅰ型介護医療院サービス費(Ⅰ)<多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,330円
(833単位)
24,990円 49,980円 74,970円
要介護2 9,430円
(943単位)
28,290円 56,580円 84,870円
要介護3 11,820円
(1,182単位)
35,460円 70,920円 106,380円
要介護4 12,830円
(1,283単位)
38,490円 76,980円 115,470円
要介護5 13,750円
(1,375単位)
41,250円 82,500円 123,750円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

Ⅱ型介護医療院サービス費の自己負担額

Ⅱ型介護医療院サービス費(Ⅰ)<従来型個室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 6,750円
(675単位)
20,250円 40,500円 60,750円
要介護2 7,710円
(771単位)
23,130円 46,260円 69,390円
要介護3 9,810円
(981単位)
29,430円 58,860円 88,290円
要介護4 10,690円
(1,069単位)
32,070円 64,140円 96,210円
要介護5 11,490円
(1,149単位)
34,470円 68,940円 103,410円

Ⅱ型介護医療院サービス費(Ⅰ)<多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 7,860円
(786単位)
23,580円 47,160円 70,740円
要介護2 8,830円
(883単位)
26,490円 52,980円 79,470円
要介護3 10,920円
(1,092単位)
32,760円 65,520円 98,280円
要介護4 11,810円
(1,181単位)
35,430円 70,860円 106,290円
要介護5 12,610円
(1,261単位)
37,830円 75,660円 113,490円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

ユニット型Ⅰ型介護医療院サービス費の自己負担額

ユニット型Ⅰ型介護医療院サービス費(Ⅰ)<ユニット型個室/ユニット型個室的多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,500円
(850単位)
25,500円 51,000円 76,500円
要介護2 9,600円
(960単位)
28,800円 57,600円 86,400円
要介護3 11,990円
(1,199単位)
35,970円 71,940円 107,910円
要介護4 13,000円
(1,300単位)
39,000円 78,000円 117,000円
要介護5 13,920円
(1,392単位)
41,760円 83,520円 125,280円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

ユニット型Ⅱ型介護医療院サービス費の自己負担額

ユニット型Ⅱ型介護医療院サービス費<ユニット型個室/ユニット型個室的多床室>

要介護度 費用/日 1割負担/月 2割負担/月 3割負担/月
要介護1 8,490円
(849単位)
25,470円 50,940円 76,410円
要介護2 9,510円
(951単位)
28,530円 57,060円 85,590円
要介護3 11,730円
(1,173単位)
35,190円 70,380円 105,570円
要介護4 12,670円
(1,267単位)
38,010円 76,020円 114,030円
要介護5 13,530円
(1,353単位)
40,590円 81,180円 121,770円

※2024年4月以降の介護報酬算定に基づき、1単位あたりの地域単価10円、1ヶ月30日で換算。地域等級区分と人件費割合により単価が異なる(10円~10.90円)。
※ほか、施設の体制や個人利用状況によりサービス加算料金あり。

参考:厚生労働省 介護サービス情報公表システム 介護医療院

サービス加算料について

介護保険サービスは加算料金も発生し、かかる費用は施設により異なります。
基本的なサービス内容以外にも、各施設でより充実した体制やサービス内容を提供している場合、その部分を上乗せの料金として加算しています。

サービス加算の一例

サービス加算の一例を以下に紹介しましょう。

サービス提供体制強化加算 サービスの質を確保するため、介護福祉士の割合や経歴などの要件に基づいた介護職員の人員配置をおこなう介護事業者を評価する加算
個別機能訓練加算 入居者に個別の機能訓練(リハビリ)を実施した場合の加算
夜勤職員配置加算 夜間における法令人員配置基準以上の人数の介護・看護スタッフを配置し、安全性を高めていることを評価した加算
看取り介護加算 医師により回復の見込みがないと診断され、利用者本人・家族が看取りを希望し、医師・看護師・介護施設の連携のもと看取りをする場合の加算
介護職員等処遇改善加算 介護施設で働く職員の賃金向上や職場環境改善をするための加算
療養食加算 食事に配慮が必要な糖尿病や腎臓病などを持つ利用者に対し、医師の指示のもと、管理栄養士や栄養士が管理した療養食を提供する場合の加算

参考:介護情報総合サイト MY介護の広場 介護保険サービスの請求書に「加算」と書かれていますが、これは何の費用ですか?

介護保険適用外のサービス利用料

施設における介護・生活支援サービスは、介護保険適用のサービスと適用外のサービスがあります。

要介護認定を受けている方について、介護保険サービスの規定回数を超える利用や、介護保険サービスに含まれない介護・生活支援サービスの利用は、原則自己負担となります。

【介護保険適用外サービスの代表例】
・通院の付き添い(施設の協力医療機関への付き添いは基本サービスに含まれる場合あり)
・規定回数を超える入浴介助
・行政手続き代行
・買い物代行
・居室への食事配膳、下膳

また、老人ホームによっては、介護保険適用範囲内のサービスしか提供していない施設もあります。どこまでサービスが利用できるのか確認しておくことが大切です。

高額介護サービス費支給制度の活用

介護保険サービスについて規定範囲以上の利用をした場合、自己負担となった費用が返還される「高額介護サービス費支給制度」があります。

自治体の高齢者介護・保険関連の窓口に申請をおこなうと、一定の自己負担額の上限を超えた分について、払い戻しがされるというものです。
より手厚い介護サービスを受けたい方は、こちらの制度の活用も念頭に入れておくとよいでしょう。

制度を利用できるのは、要介護認定を受けている方で、自己負担額の上限は、世帯年収によって異なります。
なお、一般的な住民税課税世帯の場合は、月44,000円が上限です(2024年11月時点)。

自立の人は介護保険サービスを利用できない?

介護保険サービスは利用できないがその他サービスの利用は可能

要介護認定を受けていない自立の方は、介護保険サービスの利用はできず、認知症グループホームや介護保険施設(特養・老健・介護医療院)への入居もできません。

自立の方が入居できる老人ホームは、民間運営の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が中心です。

自立した方を受け入れている施設では、介護保険適用外のサービスや施設独自のサービスを提供しています。
これらのサービスは基本的に全額自己負担となりますが、施設によっては、月額利用料に「生活サービス費」を加算。施設で定める生活支援サービスを費用内で利用できるケースもあるでしょう。

また自治体では、自立した生活の維持や要介護状態になることを予防する、高齢者向けの福祉・保健サービスが提供されています。 希望があれば、自治体の保健福祉課や地域包括支援センターに問い合わせてみるとよいでしょう。

MY介護の広場・?
                                            </div>
                    <div class= 最適な介護施設選びお手伝いします LINEで相談する

\このページをシェアする/

介護のコラムについて介護のコラムでは、MY介護の広場[老人ホームを探す]に掲載している施設情報からの情報と、介護のコラム編集部が集めた情報を元に記事を作成しています。

\お気軽にご相談ください(無料)/

老人ホーム入居相談室

老人ホーム 入居相談室では、ネットやお電話からの老人ホーム・介護施設への資料請求・見学の申込み、施設の選び方などのご相談無料でお応えいたします。

ご相談こちら お電話から相談平日・日曜
10~18時
0120-175-155お電話からも相談・利用無料/平日・日曜10~18時

人気エリアやこだわりたい条件に合わせた施設のご提案も可能です。

練馬区 世田谷区 杉並区 大田区 江戸川区 豊島区 認知症可 看護体制(24時間) 開設後3年以内 二人部屋あり 温泉付き

運営:株式会社プランドゥ

エリアから老人ホーム・介護施設を探す

種類から老人ホーム・介護施設探す

人気エリアから老人ホーム・介護施設を探す

\お気軽にご相談ください(無料)/

老人ホーム入居相談室

老人ホーム 入居相談室では、ネットやお電話からの老人ホーム・介護施設への資料請求・見学の申込み、施設の選び方などのご相談無料でお応えいたします。

ご相談こちら お電話から相談平日・日曜
10~18時

\お電話から相談/

0120-175-155相談・利用無料/平日・日曜10~18時

介護のコラム注目ワード

介護のおすすめ情報

今月の人気老人ホームランキング

close
最適な介護施設選びお手伝いします LINEで相談する最適な介護施設選びお手伝いします LINEで相談する
ページ上部へ

[MY介護の広場 老人ホームを探す]は2014年7月より株式会社プランドゥが運営・管理しています。
コンテンツ・掲載情報に関し、明治安田システム・テクノロジーは責任を負いません。