高齢者の熱中症を防げ!【かくれ脱水】の原因と対策
- 介護に関するお役立ち情報
- 2019/02/27
暑い夏の間は熱中症のリスクが高まります。
特に、高齢者の体調管理には注意が必要があります。
気温の高い日には室内でも熱中症を起こすことがあり、
重篤な状態に陥るケースもあります。
熱中症までいかなくても、脱水症状の一歩手前である
【かくれ脱水】を起こすこともあるので、対策をする必要があります。
高齢者が脱水症状を起こしてしまう原因と脱水の症状を知り、早めの脱水対策をしましょう。
高齢者の脱水症状の原因は?
高齢者が脱水症状を起こしやすい理由は、複数あります。
身体機能の低下
腎臓機能の低下、筋肉量の低下によって、体内の水分が失われやすくなります。
これにより、「水分・電解質」(ナトリウムなどの塩分)の減少スピードが早くなります。
発汗が多くなると、体温を調節する機能も追いつかなくなり、注意が必要となります。
食事量の不足
高齢者は食事の量が少ないため、もともと「水分・電解質」が不足しがちです。
その状態で発汗が多くなると、「水分・電解質」がさらに失われてしまい、脱水症状を引き起こします。
暑さ対策不足
●水分、塩分の補給が少ない
●エアコンを使わない(節電のため) など
高齢者の脱水症状のサインは?
高齢者が脱水症状を起こしている場合は、早めにそのサインを見つけて対策することが肝心です。
どういった症状が多いのか、一緒に見てましょう。
元気がなく、フラフラしている
この場合は、脱水症状の疑いがあります。
食塩・ブドウ糖が含まれた「経口補水液」などを利用して対策しましょう。
ひどい頭痛、足がつる
この場合も、脱水症状の疑いがあります。
まずは、水分を摂取させましょう。
それでも改善が見られない場合は、医師に診察してもらうようにしてください。
その他のサイン
※【かくれ脱水】のサインとは?
●血圧が低下している
●脈拍が早くなっている
●汗の量が多い
●手足が普段より冷たい など
※【脱水症状】のサインとは?
●口の中が、普段より乾燥している
●普段よりも舌に赤みがある
●舌が真っ白になっている など
高齢者の脱水対策とは?
日常の些細なことから、高齢者の【かくれ脱水】を予防していくことが大切です。
予防するにあたって、最も重要なのは「体温調整」です。
具体的な対策方法
●風通しの良い「涼しい服装」を心掛ける
●冷却スカーフを利用する
●エアコンを利用し、適切な温度調整をする など
さらに、規則正しい生活・栄養バランスの良い食事をすることも、
【かくれ脱水】を予防することにつながります。
暑い夏にはきちんと熱中症対策をして、高齢者の脱水症状を防いでいきましょう!
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