老人ホームで起こわれるレクリエーションとは?内容・期待できる効果やメリットも紹介!
- 介護に関するお役立ち情報
- 2025/03/12

老人ホームで行われているレクリエーションには、心身機能の維持・向上や他社とのコミュニケーション、生活の質向上などさまざまな効果が期待できます。ここでは、内容や期待できる効果、メリットなどを紹介します。
- 老人ホームのレクリエーションとは
- 【老人ホームのレクリエーション】その内容・実施頻度は?
- 【老人ホームのレクリエーション】期待できる効果・メリット
- おもなレクリエーションの種類を紹介!
- 「老人ホームでのレクリエーション」よくある質問
- 「レクリエーションが充実」おすすめ老人ホームを探すには?
老人ホームのレクリエーションとは
老人ホームのレクリエーションは、心身機能の向上や入居者の方同士やスタッフ、地域の方々との交流を楽しむ目的で実施されています。多くの老人ホームでレクリエーションが行われていて、入居者の方の楽しみの一つにもなっています。
【老人ホームのレクリエーション】その内容・実施頻度は?
「頭を使う、身体・指を動かす」内容が中心!
老人ホームでは様々な内容のレクリエーションが行われていますが、「頭を使ったり、身体・指先を動かす内容」のものが多く見受けられます。 なかには、リラックスを目的としたレクリエーションを実施しているケースもあります。
身体を動かすレクリエーションは「毎日実施」!
レクリエーションの実施頻度は、施設によってさまざまです。多くの老人ホームでは、身体を動かすレクリエーションは毎日実施され、ものづくりや制作・専門家を招いてのレクリエーションは週1~2回程度行われています。
各施設のスケジュールやレクリエーション内容によっても異なりますが、所要時間は30分から1時間程度で設定されています。
健康的な生活サイクルを意識した時間帯で実施!
身体を動かすレクリエーションは午前中、手や頭を使うレクリエーションは午後から行うケースが多いです。理由として、身体を動かすレクリエーションを午前中に行うことで1日の始まりを意識し、また適度な疲労感や刺激を感じることが出来ます。さらに、運動をすることで血行が良くなり、食欲増進にもつながります。
午後は手や頭を使ったレクリエーションを行うことで、夜の就寝に向けて気分を落ち着かせてゆったりと過ごすといったサイクルがあります。
適度な疲労感とゆったり感を取り入れることで、良い睡眠が得られ、健康的な生活サイクルを送ることが可能になります。
レクリエーションにかかる費用
多くの老人ホームで、レクリエーションにかかる費用は入居費用に含まれています。そのため、追加費用がかかることはないでしょう。ただし、作品作りのように材料などが必要な場合は、500〜1,000円程度の材料費が別途必要な場合もあります。
追加費用がかかるケース
外部から講師やイベント業者を招いてレクリエーションを開催する際には、参加費がかかる場合もあります。そのほか、外出レクリエーションや日帰り旅行などのレクリエーションの場合は、目的地の入館料や入園料、現地での食事代、交通費などが別途請かかることもあるでしょう。
別途費用がかかるレクリエーションについては、施設側から事前に参加意思の確認は行われるはずです。お知らせがあった際に、希望されるようであれば意向を伝えるようにしましょう。
【老人ホームのレクリエーション】期待できる効果・メリット
身体機能の維持・向上
身体を動かすレクリエーションは、筋力や柔軟性、バランス感覚の維持・向上が期待できます。また、身体機能の維持・向上を図ることで日常生活において転倒や怪我のリスク減少、安全かつ快適な生活にもつながるでしょう。
脳の活性化
レクリエーションに参加することは、普段の生活では経験できない、新しい挑戦や考える機会でもあります。また、ゲームやパズル、作品作りなどは頭を使うことで脳を刺激し、認知機能の活性化にもつながります。
認知症予防や認知症の症状緩和という点でも、レクリエーション参加はおすすめです。
社会的交流・コミュニケーションの促進
グループでおこなうレクリエーションでは、自然な形で入居者の方同士の交流を促進し不安や孤立感を軽減する効果も期待できます。他の人と関わり豊かな人間関係を築く場としても、重要な役割を果たしています。
生活の楽しみ・生きがい
楽しみながら参加できるレクリエーションは、入居者の方本人の生きがいを感じることもできるでしょう。「レクリエーションで作った作品を家族や友人、スタッフへプレゼントして喜んでもらう」そんな承認欲求が満たされたり自己表現ができる経験は、生きがいにもつながるでしょう。
生活リズムが整う
日中行われるレクリエーションに参加することで、規則正しい生活リズムを整えることにもつながります。また、毎日のスケジュールにレクリエーション参加を組み込むことで、起床時間や就寝時間も自然と整いやすくなるでしょう。
おもなレクリエーションの種類を紹介!
レクリエーションには、身体を使ったり物を作るものなど、さまざまな種類があります。老人ホームで行われているおもなレクリエーションを紹介します。
項目 | レクリエーション例 |
---|---|
身体を使う | ラジオ体操 棒体操 風船バレー ボーリング ボール投げ 玉入れ 輪投げ |
頭を使う | 脳トレドリル 計算問題 間違い探し パズル 連想ゲーム しりとり クイズ トランプ なぞなぞ |
もの作り・指先を使う | ちぎり絵 折り紙 塗り絵 手芸 工作 編み物 縫い物 料理 |
音楽を取り入れる | 音楽鑑賞 カラオケ イントロゲーム コンサート(演奏者招待) |
季節イベントを楽しむ | 花見 夏祭り 七夕 ハロウィン 紅葉狩り クリスマス 餅つき 節分 |
地域交流 | アニマルセラピー 子どもたちとのふれあい |
身体を使うレクリエーション
定期的な運動は身体機能の維持・向上はもちろんのこと、生活リズムの改善や生活の質向上にもつながります。一人での運動は気が進まない方も、意欲的に楽しんで身体を動かすことができるでしょう。
また、リハビリ効果や生活リズムの改善も期待できます。
頭を使うレクリエーション
頭を使うレクリエーションは、脳を刺激して認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。また、身体機能が低下した方や体を動かす事にハンデのある方でも気軽に参加することができます。
もの作り・指先を使うレクリエーション
作業に集中して取り組み、穏やかな時間を過ごすことができます。また、文字を書いたり作品を作ったりすることで、表現する楽しさも感じられます。
複数の入居者の方と一緒に作る機会は、社会的な交流の場としての役割も果たすことができるでしょう。
「折り紙は、認知症対策にも効果あり」と期待されています。
音楽を取り入れたレクリエーション
音楽を取り入れたレクリエーションは「日々の不安や寂しさから解放されたり、高齢によって失われてしまった自尊心を取り戻したり」リラックス効果による精神面での健康にもつながります。
入居者の方自身がカラオケや演奏に参加する場合は、ストレス発散や感情表現の機会にもなるでしょう。
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季節イベントを楽しむレクリエーション
季節感を味わえるレクリエーションは、季節の移り変わりを感じながら楽しい時間を過ごすことができます。そのような機会は、脳にもよい刺激となります。
地域交流によるレクリエーション
地域のボランティア団体や専門団体と連携し、犬や猫などの動物と触れ合う時間を設けたりしています。動物との触れ合いで心が落ち着いたり、ストレスの軽減、癒し効果も期待できます。
動物好きの方、自宅でペットを飼っていた方にはうれしいレクリエーションですね。
歌や手遊び、折り紙などを子どもたちと一緒に行ったり、子どもたちがダンスや合唱も披露したりします。また、高齢者の方が子どもたちに伝承遊びや昔のことを教えることで地域にとっての存在意義を確認する機会にもなります。
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「老人ホームでのレクリエーション」よくある質問
無理にレクリエーションに参加しなくても良い?
レクリエーションは、無理に参加する必要はありません。体調や気分、内容などによって参加したくない場合は、ご本人の意思が尊重されています。
体力に自信がなくても参加できる?
レクリエーションには、軽い運動や座ったままでも出来るエクササイズなど、入居者の方の体力や健康状態にあわせたプログラムが用意されています。参加したいけど不安に思われている場合は、施設側に相談してみるのもよいでしょう。
レクリエーションでの地域交流はある?
レクリエーションを通じた地域との交流は、多くの老人ホームで行われています。老人ホームに園児を招待して折り紙やゲームなどを行ったり、地域のボランティアの人が合唱やダンスを披露したり内容はさまざまです。
「レクリエーションが充実」おすすめ老人ホームを探すには?
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