【サービス付き高齢者向け住宅】(サ高住)とは?サービス内容・特徴を紹介します。
- 老人ホーム・介護施設の種類
- 2021/09/14
サービス付き高齢者向け住宅は、主に民間企業が運営し、都道府県単位で認可・登録された高齢者向けの賃貸住宅です。「サ高住、サ付き」とも呼ばれます。60歳以上の自立~要介護の方であれば、基本的に入居可能です。今回は、【サ高住】がどういった施設であるかをお伝えいたします。
サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容は?
「安否確認」「生活相談サービス」が主体!
サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容は、「安否確認」「生活相談サービス」が主体となります。ちなみに「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている一部の【サ高住】では、「掃除、洗濯、入浴、食事、排泄、リハビリ」などの介護サービスも受けることができます。
在宅介護事業所が併設されているケースも多く、介護が必要になった場合でも安心です。
医療対応について
「認知症、胃ろう、感染症」などの重度な疾病を持っている方でも、入居可能な【サ高住】もあります。また、「胃ろう、たん吸引、人工透析」などが受け入れ可能な【サ高住】も増えてきています。ここ最近では、受け入れの幅を広げているサービス付き高齢者向け住宅も多く見受けられるようになってきています。
ただし、有料老人ホームと比較すると、比較的介護度が低い方の入居が多い傾向にあります。
サービス付き高齢者向け住宅の特徴は?
自由度の高い生活が可能!
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者の方にとって一般的な賃貸住宅よりもが住みやすく、借りやすいのが特徴といえるでしょう。また、多額の入居金を必要としない点も人気の理由となっています。
▼サービス付き高齢者向け住宅の主な特徴
・バリアフリー構造が義務づけ、プライバシーの面でも住みやすい
・キッチンや浴室付の建物も多い
・外出や外泊の自由、来客などでの制限がないところが多い
・ある程度の介護や支援が必要な場合、必要な介護サービスを自由に選択できる
・初期費用が安く住み替えがしやすい
サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は?
「60歳以上の高齢者であり、要支援・要介護者の方」が基本!
サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、60歳以上の高齢者であり、要支援・要介護者の方が基本とされています。
60歳以上の配偶者と同居の場合、60歳未満でも入居可能なケースもあります。施設ごとで条件が異なるため、事前にしっかり確認するようにしましょう。
▼その他の条件例
・身の回りの管理ができる
・感染症ではない
・認知症患者ではない など
「住み替え」が必要な場合もあり!
入居後に、長期入院や身体状態の悪化などを理由に退去を求められることは原則ありません。ただし、重度の介護や日常的な医療ケアが必要な状態になった場合は、十分な対応が受けられる【介護付有料老人ホーム】などへの「住み替え」が必要になるケースもあります。
その点は、理解したうえで入居検討するようにしましょう。
サービス付き高齢者向け住宅の施設設備は?
「バリアフリー、安否確認、生活相談サービス」の提供が義務化!
サービス付き高齢者向け住宅では、「バリアフリー、安否確認、生活相談サービス」の提供が義務化されています。以下で居室、共用設備、その他一般的な設備・サービスについて紹介します。
▼主な居室内について
・トイレ
・浴室、洗面所
・キッチン
・冷暖房
・ケアコール
・クローゼット など
※施設によって、居室内の設備が異なる場合があります。
▼主な共用設備について
・食堂
・リビング など
※施設によって、共用設備の内容が異なる場合があります。
▼その他設備・サービス
・バリアフリー構造
・安否確認、生活相談サービス
・日中帯は、ケアの専門家が常駐
・居宅介護支援事業所の併設 など
尚、施設によって設備内容や項目で異なる場合があります。細かな点については、複数施設と比べてみるとよいでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅での日常生活について
イベント・設備利用で思い思いの生活ができる!
自立した生活を前提としているため、多くのイベントが実施されています。
▼イベント例
・誕生会
・クリスマス会
・お花見
・小旅行 など
中には、「談話室・カラオケ・麻雀卓」などの設備が充実している施設もあります。入居者の方は自宅にいる時と同じように、思い思いの日々を楽しく過ごすことができます。
入居するためにかかる費用目安は?
初期費用は0~数百万円、月額費用は10万円~30万円程度
「場所・居室面積・施設設備」によっても費用に差が出てきますが、費用目安として初期費用は0~数百万円、月額費用は10万円~30万円程度と捉えておくとよいでしょう。
尚、入居一時金ではなく敷金が発生することもあります。主要都市部は、金額が高めに設定されている傾向にあります。
サービス付き高齢者住宅の費用については『サービス付き高齢者住宅の費用』でも紹介しています。是非、参考にしてみてください。
月額費用の主な内訳について
月額費用の主な内訳は、以下のようになっています。
・家賃
・管理費
・食費
・水道光熱費
・生活サービス支援費
・雑費(レク参加費、日用品)
・介護保健自己負担費(1~3割) など
「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていないサービス付き高齢者住宅【サ高住】では、自宅で訪問介護やデイサービスを利用するのと同じく介護保険の自己負担費(1~3割)が発生します。
サービス付き高齢者向け住宅を選ぶ際のポイントは?
複数施設で比較検討しながら決めましょう!
サービス付き高齢者向け住宅を選び際には、費用面での違いはもちろんのこと入居条件などで異なる場合もあります。地域や予算、ご本人の身体状況など諸条件とも照らし合わせながら、入居者本人にとって最適な施設を探すようにしましょう。また、パンフレットやインターネットの情報だけでなく実際に見学・内覧されることもおすすめします。
より詳しい情報をご希望の方は、「MY介護の広場」入居相談室までお気軽にご相談ください。
●時間がなくて、あまり探せていない
●予算が低く、施設が見つからない
●施設見学の日程調整が面倒・・・
●病院からの退院時期が迫っている
●何から手をつけて良いか、分からない など
お困りの際には、お気軽にご相談ください!
「MY介護の広場」入居相談室
TEL :0120-175-155
メール:mykaigo@paseli.co.jp
サービス付き高齢者向け住宅以外でお探しの方へ
有料老人ホームは、施設形態の異なる施設もあります。施設別の内容まとめページを以下でご紹介します。こちらも併せてご参考ください。
施設形態 | 紹介ページ |
---|---|
介護付き有料老人ホーム | 【介護付有料老人ホーム】とは? |
住宅型有料老人ホーム | 【住宅型有料老人ホーム】とは? |
新規オープン(予定)の施設もご紹介!
今後オープン(予定)の施設について、以下ページでご紹介しております。こちらもぜひご参考ください。
※より詳しい情報をご希望の方は、「MY介護の広場 老人ホームを探す」入居相談室までお気軽にご相談ください。
●時間がなくて、あまり探せていない
●予算が低く、施設が見つからない
●施設見学の日程調整が面倒・・・
●病院からの退院時期が迫っている
●何から手をつけるべきか分からない など
お困りの際には、お気軽にご相談ください!
「MY介護の広場 老人ホームを探す」入居相談室
TEL :0120-175-155
メール:mykaigo@paseli.co.jp
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