【対策法】 老人ホームへの入居を嫌がる場合はどうする!?
- 介護に関するお役立ち情報
- 2019/03/01
「在宅介護が難しくなった」「田舎での一人暮らしが不安になった」
そういった時に、強い味方となってくれるのが老人ホームです。
一口に老人ホームと言っても、一般的な集合住宅のようなホームから、
24時間体制で見守ってくれるところまでさまざまな種類があります。
しかし、本人がホームへの入居を嫌がっている場合は、
一体どうすればいいのでしょうか?
今回は、ご本人に納得してホームに入居してもらうための方法についてまとめました。
嫌がる理由をきちんと聞く
住みなれた自宅を離れて生活することになるため、
ホームへの入居に関してネガティブな気持ちになる方は多くいらっしゃいます。
こうした時、入居のメリットや家族の都合ばかりを押しつけてしまうと
余計頑なに拒否するようになる可能性があります。
まずは、「なぜホームへの入居が嫌なのか」を本人に聞いてみましょう。
理由がハッキリすれば、その不安を解消してあげれば良いため、説得への第一歩となります。
入居を嫌がる主な理由
●閉鎖的なイメージがある
●生活環境が変化する
●老人ばかりで暗そうだから
●家族に会えなくなるから など
一緒に施設を見学して、選択肢を与えよう
高齢者がホームへの入居を嫌がる理由の一つに、
「ご家族に勝手に施設を決められた」というものがあります。
費用負担や、入居までの準備などを行ったご家族からしてみれば、
「準備してあげたのに、何で今になって嫌がるの?」などどいった気持ちになるかも知れません。
しかし、入居する本人の意見を少しも聞き入れないことは、
本人にとっては嫌な気持ちにしかなりません。
頑な態度にしないためにも、施設をピックアップした後で、一緒に見学する機会を設けてみましょう。
実際に施設を見学することで、
それまで抱いていた施設に対するマイナスイメージの払拭にもつながりますし、
具体的にここで生活するイメージも描けるようになります。
ご家族の都合だけではなく、自分の意見も尊重してくれていると、本人が感じられることが大切です。
「ショートステイ」などを利用
ホームでは、レクリエーションやショートステイ(短期入居)などの「体験プログラム」があります。
体験するメリットは?
●顔見知りができる(介護スタッフ、入居者)
●自分の居場所ができた安心感
●入居への不安も少なくなる など
入居に対する不安が大きい場合や拒絶反応が強い場合は、
あせらずに時間をかけて、ホームの環境に慣れてもらいましょう。
イベント感覚で体験へ
●外泊、小旅行のつもりでお手軽に体験
●いつでも自宅に帰れるので安心
以上の理由などから、
スムーズに体験プログラムへも参加してくれるようになるはずです。
もし、本人が老人ホームへの入居を嫌がった場合は
その理由にきちんと耳を傾け、本人の気持ちを尊重してあげることが大切です。
少しずつホームの環境に慣れさせていき、段階を踏んでいけば
ホームへのご入居についても納得してくれることでしょう。
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