住宅型有料老人ホームとは?入居条件、介護付きとの違い、かかる費用を解説します!
- 老人ホーム・介護施設の種類
- 2022/09/13
住宅型有料老人ホームとは、食事サービスを含んだ生活支援サービスを受けることができる施設です。介護サービスを受ける際は、外部の介護サービス事業者と個別契約を結び訪問介護などのサービスを利用することになります。ここでは、入居条件や月額費用についてもご紹介いたします。
【住宅型有料老人ホーム】とは?
【介護付き有料老人ホーム】とは異なり、施設所属スタッフによる介護サービスは提供されませんが、
食事サービスを含んだ「生活支援サービス」を受けることができる施設です。
基本的に施設内に介護スタッフが常駐していないため、入居中に介護が必要な場合は
外部の介護サービス事業者と契約を結び、施設に入居しながら訪問介護などのサービスを利用します。
「介護付」と「住宅型」の違い
●介護スタッフが「常駐」しているかどうか
●「外部サービス」を利用するかどうか
どちらを選んでも、介護サービスを受けることは可能です。
最近では、「介護付」と同等のサービスを提供する「住宅型」も増えており、
介護度が重くなっても、生活を継続することができるようになってきています。
「住宅型」にも看護師は配置されていますが、施設により配属時間帯など体制がさまざまであり、
医療依存度が高くなると退去しなくてはならないケースもあります。
「どの程度の状態まで施設で生活できるか」「医療処置・リハビリ対応」については、事前確認が必要です。
入居条件について
基本的には自立した人を受け入れていますが、外部の介護サービスを利用することで要支援や軽度の要介護の方でも入居することが可能となっています。施設によっては「伝染病などの疾患がない」「身元引受人がいる」などの基準を設けている場合もあります。また、認知症などで他人に暴力を加える危険性がある場合は、入居できないこともあります。
入居条件の詳細については、事前に施設担当者へ確認するようにしましょう。
施設・設備について
主な居室設備について
●トイレ
●浴室
●キッチン
●冷暖房
●ケアコール
●クローゼット など
※施設によって、居室内の設備が異なるので注意しましょう。
主な共用設備について
●食堂、共同リビング
●理美容室
●医務室
●売店
●駐車場 など
※施設によって、共用設備の内容が異なるので注意しましょう。
中にはこんな設備も!
●趣味設備(カラオケ、園芸、アトリエ、麻雀卓)
●健康設備(フィットネス器具、プール)
●図書室
●機能訓練室
●ゲストルーム
●機械浴 など
※機械浴:車イスや寝たきりの方でも入浴が可能な浴槽を指します。
日常生活について
「住宅型」は居住することをだけを目的にした施設もあれば、「介護付」と同じく入居者が楽しめるように「サークル・イベント・レクリエーション」などを開催している施設まで、さまざまな種類があります。
入居者の楽しみのひとつに、他の入居者の方と過ごす「余暇の時間」があります。足腰が弱くなると外出自体が難しくなるため、施設内の「レクリエーション」が充実していることも重要なポイントです。
「自分の趣味に合ったレクが用意されているか」「自由参加であるか」など、家族と入居者ご本人で、一緒にチェックしてみると良いでしょう。また、家族が宿泊できる「ゲストルーム」が設置されているのかもポイントです。
「ゲストルーム」が設置されていれば、家族が遠くで暮らしている場合にも訪れやすく、急病の時にも家族が近くで看病できるなどのメリットがあります。
入居するためにかかる費用
初期費用0~数千万円、月額費用目安:12~30万円が目安!
「場所・地域・施設設備」はもちろん、スタッフの人員配置数によっても、費用に大きな差が出ます。最近では、入居時一時金が無料で、月額費用を比較的高めに設定する施設も増えてきています。
月額費用の主な内訳
●家賃
●管理運営費
●食費
●水道光熱費
●雑費(レク参加費、日用品)
●介護保健自己負担費(1~3割) など
介護保険を利用する場合、自宅で訪問介護やデイサービスを利用するのと同じように介護度や地域によって「1~3割負担内での上限額」がそれぞれ決まっています。
「住宅型」では、介護度の重たい方は介護サービスを利用する回数が多くなり、上限額を超えやすくなります。その際に超過した分は、すべて「自己負担」となります。
逆に、介護度の低い方は利用した介護サービス分のみの負担となり、費用が少なく済むケースもあります。
住宅型有料老人ホームの費用については『住宅型有料老人ホームの入居にかかる費用はどのくらい?』でも紹介しています。こちらも是非参考にしてみてください。
住宅型有料老人ホームの施設選びのポイントは?
複数施設で比較検討をおすすめ!
先述した通り「住宅型」にも多くの種類があるため、「地域・ご予算・レク内容・本人の身体状況」などの諸条件とも照らし合わせながら、できる限り複数施設で比較検討されることをおすすめします。住宅型有料老人ホームについてもっと詳しく知りたい方は『住宅型有料老人ホームでよくある疑問・質問は?』も参考にしてみてください。
入居者本人にとって最適な施設を探していきましょう!
住宅型有料老人ホーム以外でお探しの方へ
有料老人ホームは、施設形態の異なる施設もあります。施設別の内容まとめページを以下でご紹介します。こちらも併せてご参考ください。
施設形態 | 紹介ページ |
---|---|
介護付き有料老人ホーム | 【介護付有料老人ホーム】とは? |
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 【サービス付き高齢者向け住宅】(サ高住)とは? |
新規オープン(予定)の施設もご紹介!
今後オープン(予定)の施設について、以下ページでご紹介しております。こちらもぜひご参考ください。
※より詳しい情報をご希望の方は、「MY介護の広場 老人ホームを探す」入居相談室までお気軽にご相談ください。
●時間がなくて、あまり探せていない
●予算が低く、施設が見つからない
●施設見学の日程調整が面倒・・・
●病院からの退院時期が迫っている
●何から手をつけるべきか分からない など
お困りの際には、お気軽にご相談ください!
「MY介護の広場 老人ホームを探す」入居相談室
TEL :0120-175-155
メール:mykaigo@paseli.co.jp
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