室内のほうが多い? 高齢者の【転倒】の原因と対策について
- 介護に関するお役立ち情報
- 2024/04/11
高齢者を抱えるご家族にとって【転倒】は非常に怖いものです。「転んで、骨折でもしたらどうしよう」「一人で外出をさせないようにしよう」 など、色々と配慮することも多いと思います。 しかし、転倒は外よりも実は自宅の中で起こっていることが多いのをご存知ですか?今回は、転倒の原因・対策についてご紹介いたします。
転倒は自宅で起こる?
高齢者による転倒は、外出時の慣れない環境で起きると考えてしまいがちです。しかし、実際は多くが「自宅内で起きている」のです。
自宅のどこで起こる?
2位:玄関
3位:階段
4位:寝室
5位:廊下
6位:浴室
特に1位の「居間・リビング」は、なぜこんな広い場所でと思われがちです。一方で、多くの方がそこで転倒を経験しています。
転倒を防ぐための対策
高齢者の転倒を予防するには、「滑り止め」「手すり」「段差を減らす」といった、3点をポイントにすることが大切です。
「滑り止め」について
高齢者による室内転倒は、足を滑らせて起こることが多いです。特に、フローリングの床やお風呂場など濡れて滑りやすいエリアは要注意です。
対策例
「絨毯、マット」「スリッパ」「手すり」などを配置・活用すると効果的でしょう。
「手すり」について
高齢者は普通に歩いていても、バランスを崩してしまいます。階段・ベッド・浴槽など、上下運動が起こる場所になるとさらにバランスを崩しやすくなり、転倒の危険性も上がります。
対策例
「手すり」を設置する(階段・ベッド・浴室など)だけで、不安定だったバランスが大きく改善され、転倒予防につながります。
段差を減らす
「玄関・部屋と部屋との境界段差」などは、慣れ親しんだ環境のために警戒心が薄れ、逆に転倒が起こりやすくなっているため、要注意です。
対策例
「段差対策グッズ」などを活用するとよいでしょう。
常に転倒している方の場合は?
屋内・屋外問わず、常にさまざまな場所で転倒している方の場合は、身体自体を見直す必要があります。
対策例
転倒予防のストレッチを行い、筋肉をつけるようにする。また、歩行訓練を行うことでバランス感覚を回復させるのもよいでしょう。
杖・歩行器具などを使用するのもおすすめです。
まとめ
高齢者は、骨などを含め全身が弱くなっているため、ちょっとした転倒でも生命の危険につながります。普段から転倒が目立つ場合は、できるだけ早めの対策を取ることが大切になります。
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