「折り紙」は、認知症対策に効果あり?
- 介護に関するお役立ち情報
- 2024/11/07
「折り紙」は、手や指を器用に使う遊びです。頭の体操として、脳に刺激を与えることが多いため、認知症の予防につながる可能性があると言われています。今回は「折り紙」に見られる効果や、注意点について解説いたします。
考えながら楽しむ「折り紙」
介護施設などで取り入れられる「折り紙」は、指先や指の腹・親指の付け根などを器用に使い分けるため、
良い頭の体操になります。
「折り紙」から得られる効果:
● 注意力の向上
角や辺を合わせることで鍛えられる。
● 空間認識能力の向上
平面状態から、立体のモノを作るため。
●達成感の享受
短時間で作品を作ることができるため。
「折り紙」は、誰しもが子供の頃に行った遊びの一つです。
折り方を覚えているモノから始め、徐々に難しい作品へ挑戦することでモチベーションの維持にも繋がります。
昔作ったことを思い出し、周りの人と話しながら作ることで、認知症に効果があるとされる「回想法」に近い行動に繋がります。
回想法(かいそうほう)とは?
アメリカの精神科医「ロバート・バトラー」によって創始された【心理療法】を指します。主に高齢者が対象で、人生の歴史や思い出を、受容的・共感的に聞くことを基本とします。
個人に対して1対1で行う個人回想法、グループで行うグループ回想法があります。
「折り紙」で人気の作品は?
レクリエーションで「折り紙」を用いる際は、【あまり難しすぎず、時間のかからないモノ】を題材にすることが大切です。難しすぎると、途中で諦めてしまうかもしれません。
その場合は、「折り紙」をしなくなってしまうこともあるため、注意が必要です。
「折り紙」にオススメの題材:
● 「季節感」を感じられるモノ
● 「ノスタルジック」なモノ
(例)
春 : 桜
夏 : 七夕、星
秋 : どんぐり、動物
冬 : クリスマスのオーナメント、雪の結晶、雪だるま など
※「作品100点掲載!高齢者が喜ぶ折り紙」の書籍はコチラから!(Amazon)
介護者も一緒に楽しもう!
「折り紙」をして貰うだけでは、楽しむことはできません。周囲の方々も巻き込んで、一緒に「折り紙」をすることが大切です!
飽きずに「折り紙」を続ける方法:
●タイムアタックに挑戦!
制限時間内に、作品を作れるか挑戦。
※時間内で止めることを心掛けて!
(集中している時は見守りましょう)
●介護者も一緒に楽しもう!
笑顔を引き出して盛り上げるには、そばにいる人が「一緒に楽しむ」ことが大切になります!
最近は、「折り紙」を組み合わせた複雑な作品もインターネット上で紹介されており、色々な作品にチャレンジしていくことができます。身近な「認知症対策」として、気軽に試してみてください。
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