富裕層の老人ホーム選び、失敗談

食事が自慢の老人ホームに入居した81歳男性。見学時に試食し、味付けとホスピタリティに満足して入居。しかし入居後は嫌いな食材が出されることも多く、不満を募らせてしまいます。見学では、第三者の冷静な目による判断も仰ぎましょう。

足の骨折が原因で急きょ老人ホームに入居することになった80代女性。すぐに自宅に戻れるだろうと安易に無機質な施設を選択するも、更なる骨折により一人暮らしが無理な体に。終の棲家となり得る老人ホームは、元気なうちに気に入った施設を選ぶことが推奨されます。

昭和の男を代表するような亭主関白だった78歳の植木進さん（仮名）。身の回りのことはすべて妻任せ。自分の介護も当然妻がするものと決めつけていたのですが、ある日妻が認知症を発症し老人ホームに入居。残された植木さんも長女の勧めで老人ホームへ入居すること。しかし、しばらく経ってから「退去したい」と訴えるようになったそうです。一体植木さんに何が起こったのでしょうか？

いろいろな希望を持って老人ホーム探しを始めた80歳女性。突然の骨折をきっかけに、設備やサービスの整った自立型の老人ホームへ入る夢は断たれ、希望とは程遠い施設に入居することになりました。後悔しないためにも入居までの期限を決めて施設を探しましょう。

高級老人ホーム入居後のよくある失敗談をご紹介。立地も設備も気に入り老人ホームへの入居。ところが、入居わずか3ヵ月で退所。その理由は「食事」にありました。入居金や月々の利用料の決して安くないホームだったのですが…。いったいなぜこのようなことが起きたのでしょうか。

ひとり暮らしの70代女性。老人ホーム入居を即決し、すぐに自宅を売却して家財道具の処分もおこないました。いざ入居してみると食事や立地の不便さに不満が続出。早々に自宅を売却したことを後悔します。終の棲家と決めるまでは、戻れる自宅を保持する選択をしましょう。

自立型の高級老人ホームで快適に過ごしていた82歳男性。1人で自由に行動している様子について「放置されている」と勘違いした娘が激怒。施設にクレームを入れてしまいます。勘違いを起こさないためにも、家族に施設の内情を説明するステップが大切です。

妻が急逝して姪から老人ホームの入居を勧められたものの拒否、生活が立ち行かなくなった89歳男性。最終的に次男が決めた老人ホームへ強制入居となります。自分が暮らしやすい老人ホームに入るには、家族のアドバイスにも耳を傾け、早めの検討を始めることも大切です。

高級老人ホームにご入居された方の失敗談をご紹介。生まれたときから一戸建てで暮らしてきた芝本シズ江さん（80歳／仮名）。膝と腰の調子が悪く、階段がつらくなったのを機に老人ホームへの入居を決めました。バリアフリーながら、高級感のある内装と間取りが気に入っていたのですが……。入所してすぐに施設内の騒音、人間関係、スタッフとの相性の悪さからストレスを感じるようになってしまいます。そして半年後には別の老人ホームへ転居することに。その原因を詳しく紹介していきましょう。

息子が選んでくれた高級老人ホームへ入居した77歳女性。周りの入居者と価値観が合わず施設の転居を考えますが、息子が勝手に貯蓄や資産を浪費、転居資金がない状態に陥ります。金銭については事前に専門家を挟み相談しておくことが得策でしょう。